【レビュー】アロエベラジュースの効果【20年間悩まされたアレルギーが消えた】

本来免疫は、血液中の白血球が体内に侵入してきたウイルスや細菌などの異物(抗原)から体を守る防御システムです。白血球はリンパ球、単球、顆粒球(好酸球、好塩基球、好中球)に分かれており、血流にのって全身をパトロールし、血液中に侵入した病原体や異物を攻撃します。人体は血管のほかにリンパ管という管が張り巡らされており、リンパ液が流れています。リンパ液に含まれる細胞成分は白血球の一種であるリンパ球が大半を占め免疫機能の重要な働きを担っています。

免疫力が高いと病気から体を守ってくれますが、免疫力が低下すると風邪やインフルエンザなどの病気にかかりやすくなってしまいます。その一方で、免疫のバランスが崩れて免疫力が過剰になるとアレルギー反応を起こしてしまいます。最近では、この免疫力と腸内環境に密接な関わりがあることが明らかになってきました。

 

原因不明のアレルギーに悩まされていた

アレルギーとは、白血球による過剰な攻撃で正常な細胞や組織が破壊されてしまう免疫の過剰反応です。アレルギーを引き起こす原因物質のことをアレルゲンと言い、体内に侵入するとヒスタミンなどの化学伝達物質が血液中に放出され、毛細血管の拡張、浮腫、かゆみ、気管支収縮などの作用が起こり、かゆみや鼻水、蕁麻疹、喘息、充血などのアレルギー反応が現れます。

【レビュー】アロエベラジュース

私は20年ほど前から原因不明の蕁麻疹に悩まされていましたが、最近、アレルギー症状が出ていないことに気がつきました。思い返してみると胃腸の調子を整え、腸内環境を改善するためにバランスの良い食事を心がけ、アロエベラジュースを毎日飲んでいました。飲み始めて半年後にそういえば最近、蕁麻疹があまり出ていないことに気がついたのです。胃腸やお通じを整えるためにアロエベラジュースを飲んでいたのですが、自分が想像していなかったアレルギー反応が抑えられていたことに驚きました!

ちなみに半年間、毎日アロエベラジュースを飲んでいたわけではありません。半年の間に30日間(毎日)×2=トータルで約60日間飲んでいました。体調が悪いと蕁麻疹がたまに出ることもありますが、20年間も飲み続けていた薬の断薬に成功しました。

 

 

 

免疫力と腸内環境

胃腸や腸内環境を改善するために飲んでいたアロエベラジュース。想像に反してアレルギーが抑えられたことを不思議に思い、アレルギーと腸は何か関係があるのではないかと自分なりに調べたり医師に聞いてみたりしました。その結果、免疫力と腸内環境には密接な関わりがあることが分かりました。まず始めに、体を守ってくれている免疫について説明していきます。

体液性免疫と細胞性免疫

免疫システムに関係する細胞は白血球の仲間で、代表的なものがリンパ球(T細胞、B細胞、NK細胞)です。リンパ球による免疫システムには下記の2つのタイプがあります。

  • 体液性免疫(B細胞が主役)
  • 細胞性免疫(T細胞が主役)

 

体液性免疫(抗体を作り出す):

体内に異物(抗原)が侵入してくるとマクロファージが抗原を飲み込み、ヘルパーT細胞に情報を伝えます。次にヘルパーT細胞は化学物質を放出してB細胞を形質細胞へと増殖・分化させ、形質細胞は大量の抗体を作り出し抗体が抗原を取り込んで不活性化します

 

細胞性免疫(直接攻撃する):

体内に抗原が侵入してくるとマクロファージが抗原を飲み込み、ヘルパーT細胞に情報を伝えます(ここまでは体液性免疫と同じ)。この情報を受けたヘルパーT細胞は生理活性物質であるサイトカインを分泌し、NK細胞、キラーT細胞、顆粒球(好酸球、好塩基球、好中球)、マクロファージを活性化し、これらが抗原を攻撃して破壊します

 

体液性免疫と細胞性免疫は、病原体に対する抵抗力になる一方で、その攻撃が過剰になるとアレルギー反応や自己免疫疾患の原因にもなります。

 

腸管免疫とその働き

小腸の腸管壁にはパイエル板が存在し、莫大な数のマクロファージがいます。マクロファージは先に述べた単球(白血球の一種)が変化したものです。マクロファージの働きは腸管内の細菌を捕捉して破壊し、腸管壁から細菌が侵入するのを防いでいます。また、異物の侵入をヘルパーT細胞に知らせる役割もあります。

 

パイエル板などのリンパ組織の集合は粘膜関連リンパ組織(MALTと呼ばれ、胃腸管、肺、甲状腺など様々な体の部位に分布している免疫機構です。MALTは侵入してきた異物や病原体を食い止める見張り役をしています。

腸管免疫系は体の免疫システムの中で最も大きく、全体の60%の細胞や抗体から構成されています。私たちが体内に取り込む食物も病原細菌も同じように炭水化物、脂質、タンパク質から作られており、腸管免疫はこれらを判別して病原細菌のみを排除し、この場合IgAが産生されて防御します。また、食品だと判別した場合、免疫抑制作用が働いてアレルギー反応が発症しないように抑制します。

 

参考:

1一般社団法人全国発酵乳乳酸菌飲料協会

http://www.nyusankin.or.jp/scientific/kaminogawa1.html

 

免疫バランスの崩れとアレルギー

アレルギーは免疫反応が過剰になることで起きます。本来アレルギーは遺伝的な影響を受ける病気ですが、近年では遺伝以外の要因があげられています(食生活の変化、環境汚染、ストレスなど)。例えば、栄養不足や偏り、加齢、ストレス、精神的なバランスが崩れると、それによって免疫バランスが崩れて免疫力の低下を引き起こして風邪や感染症にかかりやすくなります。また、免疫バランスの異常はアレルギーの原因となります。

体の免疫システムと密接な関わりのある腸内環境。病気やアレルギーから体を守るためには腸の状態を良くし、免疫力のバランスを整えることが重要です。

 

 

アロエベラとは?

アロエベラの歴史は古代エジプト時代にまで遡り薬用アロエとして「医者いらず」と言われ、傷の治療やスキンケア、緩下作用、ダイエット、糖尿病、消化器疾患などに対して民間療法として用いられてきました。アロエベラの効果に対しては一部有用性を認めているものの限定的なものと考えられていますが、生薬として用いられている成分もあります。

アロエの葉液汁に含まれる苦み成分のアロイン(日本薬局方:アロエ末)は緩下作用があり便秘薬(医薬品)として用いられています。健康食品や化粧品に用いられているアロエベラやキダチアロエ(アロインを除去したもの)とは異なります。

 

・Aloe vera アロエベラ(ユリ科 多肉植物)

学名:Aloe ferox Mill. Aloe barbadensis Mill. (=A.vera L.) (アロエベラ) 

産地:北アフリカ、アラビア半島南部ほか

 

アロエベラには200種類にも及ぶ多くの有用成分が存在すると考えられており、さまざまな成分が免疫力を高めたり調整したりしています。例えば、アロエベラの葉肉(ジェル)を塗ると炎症が治まり、コラーゲンの合成を高めます。免疫を調整する成分が皮膚を修復し再生しているのです。

アロエベラの葉肉には多糖体をはじめビタミン類、ミネラル類、アミノ酸類など多くの栄養素が含まれており、腸内の善玉菌を増やして腸内環境の改善を促します。また、アロエベラは免疫力のバランスや血糖値を整える働きなどを持ち合わせているため、アロエベラジュースなどを毎日飲むことで生活習慣病の予防効果があると考えられています。

しかし、人はそれぞれ腸内環境も免疫細胞の働きも大きく異なります。そのため、私が愛飲しているアロエベラジュースが皆に効果があるとは限りません。免疫力や腸内環境を良くすることを意識してバランスよく食事をすることが大切です。

 

参考:

アロエベラ健康研究所

http://www.fih.jp/ingredient/aloevera.html

 

まとめ

近年、腸内環境における免疫力とアレルギーの関係が注目されています。栄養不足や偏り、加齢、ストレスなどが原因で免疫力のバランスが崩れてしまい病気にかかりやすくなります。生活習慣を見直し、バランスの良い食事を心がけて腸内環境を改善することが健康への第一歩となります。アロエベラは多くの有用成分が存在すると考えられていますが、人によって作用や効果は異なります。また医療機関を受診中の方は、健康食品など摂取する際には医師に相談しましょう。

 

 

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・濃縮タイプ
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*英国のショップではAloe Mangoのほか、AloeMaxを取り扱っています。

 

 

 

 

 

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