肌のハリと弾力は90%がコラーゲン【肌老化の原因と改善方法を教えます】

人間の体の表面は皮膚に覆われ、体外の空気にさらされています。全身を覆う皮膚には暑さや寒さ、紫外線、衝撃や外傷などの物理的障害による刺激から体を保護してくれています。

また、皮膚は汗をかいたり熱の放出を抑えたりして体温調節を行っています。つまり、私たちの皮膚には神経系の感覚受容器があり、外界の状況を把握する機能を持っているということになります。

肌(皮膚)は常に体外の空気や乾燥、紫外線、加齢による肌老化、汗や汚れ、衣類の刺激、ダニや埃などのアレルゲン(アレルギーの原因)に曝されていますので、日頃からお肌のケアをして清潔に保つ必要があります。

さまざまな刺激から体を守ってくれている皮膚ですが、いつまでも美しい肌を維持するにはどうしたら良いのでしょうか。肌にはコラーゲンが良いと聞きますが、コラーゲンと肌にはどのような関係があるのでしょうか。肌が健康的だと若々しく見られますので、アンチエイジング対策として肌のことをもっと詳しく知りたい方、肌の老化を遅らせたい方に向けて書いていきます。

 

皮膚の構造(表皮、真皮、皮下組織)

表皮:

皮膚の最も外側にある層で、活発な新陳代謝が行われている。

・角質層 タンパク質でできた板状の角質細胞の層。角質=垢

・淡明層 表皮の厚い部分にだけ見られる透明な層。

・顆粒層 紡錘形の細胞が並んだ層。紫外線を反射する働きがある。

・有棘層 表皮で最も厚い層。リンパ液が流れる。

・基底層 表皮の最下層。真皮と波形で接し、表皮細胞を作り出す。

 

真皮:

繊維組織と弾性繊維でできた層で神経終末、皮脂腺、汗腺、血管などがある。

・乳頭層 真皮の上層。末梢血管と知覚神経が張り巡らされている。

・網状層 膠原線維(約90%)が占め弾性線維が網状に交差しその間をヒアルロン酸などの間質が満たしている。 皮脂腺、汗腺、血管などがある。

 

皮下組織:

皮膚の最も内側にある層で、暑さ、寒さ、衝撃などから体を保護する。

・皮下脂肪 結合線維と弾性線維から成り脂肪細胞が多い。皮下組織は衝撃を和らげ、保湿、栄養貯蔵などの役割がある。

 

 

 

 

肌(皮膚)の構造は表皮、真皮、皮下組織からなっています。

表皮はタンパク質でできた角質層を含む5つの層、真皮は乳頭層と網状層、皮下組織は皮下脂肪から形成されています。

ストレスや紫外線、肌トラブル、加齢などによって肌は老化していきます。そのため、日頃からストレスを溜めないように心がけ、紫外線や肌の刺激になる物質を避けます。しかし、お肌は外側からのケアだけでなく内側からのケアが必要なのです。化粧品を使ったり肌のお手入れを念入りにしたりすれば美しい肌をキープできるのでしょうか。また、加齢による肌の老化はどのように対策したら良いのでしょうか。

 

コラーゲンとエラスチン(線維タンパク質)

真皮は人体を包む丈夫で伸縮性に富んでいる袋で、体組織がバラバラにならないようにしています。

真皮の網状層の主たる構成成分である膠原線維(コラーゲンファイバー)は、コラーゲンを主成分とする線維タンパク質です。網状層の90%が膠原線維からできており、弾性線維(エラスチンファイバー)と網状に交差しています。弾性線維はエラスチンを主成分とする線維タンパク質です。

真皮の網状層はお肌のハリや弾力に関わる膠原線維と弾性線維からなり、その間にはヒアルロン酸と呼ばれるゼリー状の高分子多糖類で満たされ、高い水分保持力があります。

 

年齢とともにシワやたるみが目立つようになってきます。このような肌トラブルは皮膚の保湿性や弾力性の低下によって引き起こされます。つまり、肌の保湿や弾力性は加齢とともに膠原線維や弾性線維、ヒアルロン酸が減少して弾性を失い、シワやたるみの原因となるのです。

 

 

肌老化に関わる保湿と弾力性

真皮が丈夫であるのは膠原線維(主成分がコラーゲンである線維タンパク質)があるためで、水分の吸収と保持機能もあります。弾性線維(エラスチンが主成分である線維タンパク質)は肌の弾力性に関わり、若い人の肌は弾性線維に富んでハリがあります。

 

加齢とともに表皮の基底層で行われている細胞分裂のペースが落ちると、皮膚表面には保湿能力の劣った古い角質層が残ってしまい、乾燥によってシワの原因になります。さらに、真皮でもコラーゲンやエラスチンの線維タンパク質がもろくなり、シワが深くなり、たるみができます。

 

弾力やハリのある若々しい肌を維持するには、肌の保湿と弾力性を高める必要があるのです。化粧品などの外側からのケアで水分の蒸発を防ぐだけでなく、内側からケア(コラーゲン=タンパク質を摂取)することも大事なのです。

 

 

 

 

良質なタンパク質が肌のシワやたるみを防ぐ

乾燥や加齢などによる水分量と弾力性の減少がシワやたるみの原因となります。お肌が乾燥しないように外側からのケアをするとともに、弾力性に関わるコラーゲン(タンパク質)の摂取が肌の弾力やハリには不可欠となってきます。

 

コラーゲンやエラスチンは繊維状のタンパク質で、真皮にある線維芽細胞という細胞から生産され、皮膚や骨、臓器などの組織に存在し、皮膚などの弾力性や強さに関与しています。ヒアルロン酸も線維芽細胞で生産されます。

 

タンパク質には動物性食品と植物性食品があります。

1動物性食品(卵、牛乳、肉など)には高品質のタンパク質が含まれており、生体の維持と発育に必要な必須アミノ酸をすべて含んでいます。(摂取量:成人男性60g、成人女性50g/日)

植物性食品(豆類、木の実、シリアルなど)もタンパク質を含んでいますが栄養的には不完全であるため、必須アミノ酸を摂取する必要があります。ベジタリアンの方はタンパク質欠乏にならないように豆類と一緒に穀類(米や麦など)を摂取すると、すべてのアミノ酸が供給されます。また、必須アミノ酸は体内では合成できないため、食物から摂取しなければなりません。そのため、積極的に良質なタンパク質を補うことが大切です。

 

参考:健康長寿ネット

1 https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/tanpaku-amino.html

 

 

まとめ

皮膚の老化は、肌の水分量の低下、弾力性やハリの減少が原因となってシワやたるみができてしまいます。弾力性やハリに関係するコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などは加齢とともに産生量が低下するため、良質なタンパク質を摂取する必要があります。コラーゲンを摂取するときには必須アミノ酸を含むタンパク質をバランス良く補うように心がけましょう。

 

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