健康的な体に必要な栄養素って何?まずは体のメカニズムを知ろう!
いつまでも健康的で美しくありたいと願っている女性は多いです。そのため、昨今では様々な情報がテレビや雑誌、ネットなどで氾濫しており一体何が正しいのか、どういった対策をすれば良いのか迷うことが多いと思います。美容や健康に興味がある人たちは体のケアに余念が無いけれど、果たして自分の体のことをきちんと理解しているのでしょうか。今回は体のメカニズムと必要な栄養素について書いていきます。
体のメカニズム
健康のお話をする前に体の構造について説明します。人間の体は約60兆個の細胞からできています。化学レベルでは、物質の小さな構成単位である原子が結合して分子を形成します。細胞は分子からなっていて、人間の体は細胞どうしがいくつか集まった組織を形成しています。
・人間の体を構成する4つの組織
上皮組織、結合組織、筋組織、神経組織
組織とは同じ働きをもつ細胞の集まりで、器官を構成しています。
そして、組織が集まって構成されている器官は、人間の体内で複雑な機能を果たしています。例えば、胃や小腸、大腸などは消化器系の器官となります。それぞれの器官(系)が独自の役割をもち、私たちの体の生命維持に関わっています。
原子→分子→細胞→組織→器官(臓器)→人間の体
健康的な体を維持する
人間が生きていくためには栄養を摂取して消化や代謝を行い、老廃物を排泄し、成長していきます。私たちは食物から栄養を摂取しなければなりません。もちろん適度な運動や紫外線から肌を守るなど外側からのケアも必要ですが、人が健康的な生活を送るにはまずは食事(栄養)が大切になってきます。それでは、一体どんなものを食べたらよいのでしょうか。普通に考えればアルコールやたばこ、嗜好食品、ジャンクフードなど日頃から口にしていたら不健康でしょう。そのため、健康的な体を維持するには摂取する食べ物の質も考えなければなりません。
五大栄養素
私たちは食物を摂取してそれを代謝し、体の成分やエネルギーとして利用しています。食物に含まれる成分は大きく5つに分類することができ、五大栄養素と言います。
・炭水化物(糖質)
・脂質
・タンパク質
・無機質(ミネラル)
・ビタミン
これらの栄養素は体内での作用により①体の構成、②エネルギー、③代謝の調整に分けられます。
- 人体の筋肉や各臓器はタンパク質、骨格などは無機質によって作られています。
- 人間の体(細胞)はエネルギー(ATP)を作るために炭水化物や脂質を用い、熱量素として体内で酸化分解して得られます。
- ビタミンは先述したタンパク質、炭水化物、脂質などをうまく体内で活用し、これらの代謝を円滑にする働きがあります。
私たちが毎日健康的に過ごすには体を作るタンパク質、エネルギー源となる炭水化物や脂質、体の各器官をスムーズに働かせるビタミンが必要なのです。
まとめ
人間の体は60兆個もの細胞からできています。私たちが健康的な生活を送るためには食事がとても大切になってきます。特に五大栄養素は人間の体を作り、エネルギー源となり、円滑に各器官を働かせる大事な役割を担っているため、栄養素を知ってバランスの良い食事を心がけましょう。風邪を引いたりして体調が悪いと薬に頼ってしまいがちですが、体の調子を整える食事や栄養を見直すことが改善への早道となるでしょう。
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