おすすめ美容オイル10選!毛穴トラブル解消【石油系はNG】
肌トラブル、乾燥、加齢などによって肌が弱ったら肌にやさしい天然の美容オイルをおすすめします。皮膚の真皮には皮脂腺が分布し皮脂を分泌しています。皮膚表面の表皮で汗と混じり、皮脂膜を張り、角質層の水分を保持し、乾燥や肌トラブルから守ってくれている皮脂は肌にとって大事な役割を担っています。
植物の種子や果実から抽出される天然の植物油は肌への浸透も良く植物油が持つ作用や効果を期待することができます。また、精油と組み合わせて使うことでアロママッサージに広く利用されています。自分の肌質や状況に応じてお好みのオイルを用いて美肌をキープしましょう。石油系のオイルは毛穴をつまらせるなど肌トラブルになるのでおすすめしません。
おすすめ美容オイルと毛穴ケア
肌のお手入れには皮膚への浸透性に優れ美容効果の高い天然の植物油を用いることをおすすめします。乾燥や肌トラブルから守ってくれる植物油にはさまざまな種類や成分がありますのでご紹介いたします。
オイルの分類と組成(天然品と合成品)
お肌の油分の補給には天然のオイルがおすすめですが、種類がたくさんあってどれを選んでいいか迷うと思います。そこで植物油の分類と組成を下記にまとめました。
オイルの分類 脂肪、油類、ワックス(ロウ) ↓ ↓ |
天然品 |
合成品 炭化水素、シリコン、 化学油類、ワックス |
脂質(非極性基) |
エステル |
トリアシルグリセロール | ワックス |
液状油: オリーブ | 液状ワックス:ホホバ(植物性) |
固形脂肪:ココナッツ | 固形ワックス:ミツロウ(動物性) |
◆石油系のオイル(鉱物油)は重い分子量である炭化水素から構成され、トリアシルグリセロールや植物性の脂質とは違う化合物の分類となります。 鉱物油には栄養の価値がないため身体の消化器官は分解することができません。マッサージオイルには向かないため注意しましょう。さらに、鉱物油は油っぽいため毛穴をつまらせてしまう恐れがあります。しかし、この毛穴を防ぐ性質はベビーオイルに利用され、おむつかぶれを防ぐことができます。
鉱物油とは?鉱物に属する石油から得られる油で、全成分表示ではミネラルオイル、ワセリン、パラフィン、流動パラフィンなどと表示されています。
◆植物油は肌への油分補給(美容オイル)やアロママッサージを行うための潤滑剤(キャリアオイル)として使用されます。植物油は肌への浸透性が高く植物油が持つ成分や作用が期待できます。
植物油とは?植物の種子や果実から抽出される天然の植物油で、オリーブオイルやマカダミアナッツ油と表示されています。
トリアシルグリセロール(=トリグリセリド)は、グリセロールと呼ばれるアルコールの特殊なタイプと脂肪酸と呼ばれる有機化合物の特有のタイプが反応して形成される化合物です。 トリアシルグリセロールは食物の中にみられ、私たちの体は酵素(リパーゼ)を使って逆の反応を起こして消化します。この方法によって、私たちは体内で脂肪酸を利用することができます。
グリセロール(グリセリン)は殆どすべての植物油に含まれている物質で、それぞれのオイルの違いは脂肪酸の性質の違いによります。 |
二重結合(不飽和型)は単結合のように強い結びつきはありません。結合が解けると他の分子を吸収したり、トリアシルグリセロールの自然消化分解を容易にします。植物油は高い割合(80%以上)で不飽和脂肪酸類を含んでいるため、私たちの健康に良いと言われています。
・飽和脂肪酸:炭素原子間の共有結合が1個。より長い脂肪酸鎖は直線状で室温下では固体
・不飽和脂肪酸:2つ以上の二重結合を含んだ脂肪酸。短い脂肪酸鎖は室温で液体
植物油の組成 グリセロール(グリセリン) + 脂肪酸 = トリアシルグリセロール (化合物)
グリセロール: 植物油に共通してみられる物質 脂肪酸: カルボキシル基(-COOH)のグループと結合している 炭化水素の長鎖がある ↓ 二重結合なし:飽和型 二重結合あり:不飽和型 |
飽和脂肪酸:炭素間に二重結合を持たない ステアリン酸(ホホバワックスなど) パルミチン酸(動物性・植物性油脂に多い) |
不飽和脂肪酸(モノ/一価不飽和脂肪酸):1つの二重結合 オレイン酸(オリーブ油など) パルミトレイン酸(マカダミアナッツ油など) |
不飽和脂肪酸(ポリ/多価不飽和脂肪酸):2つ以上の二重結合 リノール酸(グレープシード油など) リノレン酸(α-リノレン酸/γ-リノレン酸) |
必須脂肪酸: リノール酸、リノレン酸(ローズヒップ油/月見草油など)ほか
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おすすめ美容オイル10選!(天然の植物油)
美容効果が高く、お肌のケアやマッサージ等で用いられる植物油(美容オイル、キャリアオイル)を選びました!参考にしてみてください。(五十音順)
1.アーモンド油(スイート)
バラ科(抽出部位:種子)の植物油/主要成分(脂肪酸):オレイン酸、リノール酸
キャリアオイルに頻繁に使用されるオイルの1つで、薄黄色でわずかに粘性があり非常にオイリーで伸びやすい。あらゆる肌質に向き、腐敗しにくい利点があります。ボディー用として最適。
2.アボカド油
クスノキ科(抽出部位:果肉)の植物油/主要成分(脂肪酸):オレイン酸
皮膚の柔軟性、表皮の透過性が高く、保湿作用やしわ予防のために老化肌や乾燥肌のケアに用いられます。ビタミンA、ビタミンB1・B2、ビタミンD、ミネラルを含み美容効果が高い。
3.オリーブ油
モクセイ科(抽出部位:果肉)の植物油/主要成分(脂肪酸):オレイン酸
オレイン酸を多く含み栄養価が高く、酸化しにくいのが特徴で油焼けの心配がない。肌への浸透がよく保湿効果が高いので乾燥肌のケアに有効。オリーブ油には鎮静作用があり皮膚の火傷、かゆみ止め、虫刺されなどにも外用で用いられます。
4.グレープシード油
ブドウ科(抽出部位:種子)の植物油/主要成分(脂肪酸):リノール酸、オレイン酸
伸びがよく、皮膚表面が油っぽくならず、軽い感触のオイルでトリートメント用によく利用されます。無毒で低アレルギー性なので敏感肌や脂性肌向き。比較的酸化しやすいため長期保存には向かない。
5.ココナッツ油
ヤシ科(抽出部位:果肉)の植物脂/主要成分(脂肪酸):パルミチン酸、ラウリン酸
飽和脂肪酸が多く、常温で個体(融点は25℃)。甘く優しい香り。酸化しにくく保存性が高い。日焼けを促進するが紫外線を通さないのが特徴。サンオイルやヘアケア用品に利用される。
6.セントジョーンズワート油
オトギリソウ科(抽出部位:蕾と花びら)の浸出油/主要成分:ハイペリシン他
イギリスやフランスが原産。質のよい植物油(オリーブオイルやスイートアーモンド)に浸して得たオイルには鎮痛、鎮静効果があり打撲や神経痛などに良い。セントジョーンズワートはドイツでは医薬品として認可されており不安症、うつ、睡眠障害の治療用に販売されている。また、赤い色素のハイペリシンには抗ウイルス作用がある。
7.ピーチカーネル油
バラ科(抽出部位:種の仁)の植物油/主要成分(脂肪酸):オレイン酸
使用感が軽くフェイス用の美容、マッサージオイルとして用いられる。皮膚に対して無刺激・無過敏なので敏感肌、乾燥肌、老化肌に適している。ピーチカーネル油はスイートアーモンド油と化学上似ているが、大量生産されていないため高価です。
8.ホホバワックス
ツゲ科(抽出部位:種子)の植物ロウ/主要成分(脂肪酸):ステアリン酸
ホホバの実から抽出される植物ロウ。伸びがよく保湿力が高い。また、酸化しにくく保存性にも優れている。皮膚バリアーのバランスを整えるため乾燥肌と脂性肌(全身用)に有効。油っぽさのない優れた潤滑剤としてクリーム、ローション、石けん、口紅などに使用される。
9.マカダミアナッツ油
ヤマモガシ科(抽出部位:種子)の植物油/主要成分(脂肪酸):オレイン酸、パルミトレイン酸
マカダミアナッツ油には稀にみるパルミトレイン酸を含むオイル。これはヒトの皮脂の組成に似ていて特に若者にみられます。老化が始まるとその濃度が低下することから老化肌に有益だと言われている。皮膚への浸透性が高い。酸化しにくく保存性に優れている。
10. ローズヒップ油
バラ科(抽出部位:種子)の植物油/主要成分(脂肪酸):リノール酸、α-リノレン酸
肌の新陳代謝を促進し、皮膚組織の損傷を回復して再生に関わる。また老化防止、しわを目立たなくさせる効果があると言われている。
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まとめ
自分の肌タイプや用途に合わせて天然の美容オイルやキャリアオイルを選びます。その際、オイルの特徴や成分、作用、効果などによって使い分けましょう。 天然の植物油は美容効果が高いので、スキンケアやコスメ製品を購入するときには必ず成分をチェックして自分の肌に合った製品を選ぶことをおすすめします。
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